第207回 カナダ・スクール
『メープル・シロップの樹液採集と
メープル・ランチ』
開催しました。
2019年3月23日(土)
占冠村営森 ・ 占冠村コミュニティプラザ
前日までの春のような気候から一転して一面雪景色でしたが、当協会会員の井原水産㈱様が用意してくれたバスで、無事「占冠村」に到着。
早速、占冠村の「メープル・シロップ」への取り組みについて、今回のイベントを準備してくれた占冠村役場・原野さんにレクチャーしてもらいました。
皆さん、真剣に占冠村産「メープル・シロップ」の誕生について耳を傾けていました。
お話しが終わり、占冠村営森に向かい樹液採集を体験しました。
さすがに山の中は、まだまだ雪も残っており、占冠村が用意してくれたスノーシューを装着して、カエデの森に分け入りました。
カナダ出身のMarc・Gagnonさんのから、実際にカエデの木から樹液を採る方法について教えてもらいました。
カエデの森で、樹液を採集したり、取り立ての樹液をテイスティングしたり、といつもはなかなかできない体験をすることが出来ました。
占冠村コミュニティプラザに戻り、いよいよ待ちに待った「Lunch」を参加者全員でいただきました。
今回のお昼は、Québecの伝統的な家庭料理「Bouilli(ブィィ)」をGagnonさんが経営するGAGNON Cafeに提供してもらいました。
そしてデザートは、メープルが入った「アップル・パイ」と「ホットメープルジンジャー」。皆さん大満足なLunchとなりました。
お腹も一杯になったところで、お土産用に占冠村産カエデの木を使った木工体験。
第1回目は「スプーン」、2回目は「コースター」、そして今回は「カード・スタンド」。
講師で江別在住の木育マイスターで大工さんでもある松浦裕一郎さん(建築会社『木工房 江建社』代表)のご指導で、皆さん、思い思いに作品を制作しました。
今回のイベントもいよいよ佳境です。
次に向かったのは、メープル・シロップを製造している加工場です。
ご担当者から、寒い中での樹液採集、最盛期は朝の5時から午後の9時くらいまでかかる加工場での作業など、大変なご苦労のもとで、やっと出来上がる占冠村産「メープル・シロップ」のお話に、一同大いに感動しました。
最後は、ご準備いただいたカナダ・スィーツの定番「メープル・トフィ」に舌鼓。
カナダ出身のPhilipe Charbonneaeさんは、20年ぶりのメープル・トフィとの再会に、感激しきりでした。
気が付くと、朝からのイベントも終了時間です。
占冠村の田中村長様、原野さん、木質バイオマス生産組合の皆さん、Gagnonさん、GAGNON Cafeの皆さん、井原水産㈱様。
多くの皆さまのおかげで、参加者一同大変満足な一日になりました。
ありがとうございました。